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今日は、第99回全国高校野球選手権沖縄大会の決勝戦を見に行ってきました。

興南 VS 未来工科

第4シードの「興南」 対 第3シードの「未来工科」の頂上決戦!

どちらが勝ってもおかしくない実力伯仲の対戦かと思われましたが・・・。

結果的には興南高校の猛打が爆発!

15対1

興南  256100100|15

未来工科 000000010|1

 

未来工科を終始圧倒し、2年ぶり11度目の夏の甲子園のキップをつかみました。

序盤、興南はコントロールのおぼつかない相手投手の出鼻をくじき、その後も連打を積み重ね、4回までで大量14得点。試合を決定づけました。

先発した興南の1年生左腕、宮城は13奪三振と1年生とは思えない力強い投球とマウンドさばきで相手打線を1点に抑えました。

夏の決勝戦を見に行くのは、小学生のとき以来だと思うので、かれこれ20年以上ぶりぐらいでしょうか。

チケット売り場の行列に並び、久々に胸を熱くして観戦しながら、自分が高校球児だったころを思い出しましたね。

 

今日の試合の勝敗を分けたポイントは、以下の4つではないかと思いました。

①投手のコントロール 

②少しの守備の油断 

③継投のタイミングの難しさ 

④投手層の厚さ

投手のコントロール

興南は初回から、相手投手の高めに浮いたボールを逃さず的確にミートし、安打を積み重ねていました。やはり、投手の生命線はコントロールでしょうね。

ピッチャーとしてはボールが先行してカウントを悪くすると、どうしてもストライクを取りに行ってしまいます。そこで甘いボールを投げてしまい痛打を食らう。

今日の試合も、そのような流れをなかなか断ち切れませんでした。

エースとして決勝戦まで投げ続け、疲労も相当蓄積していたと思います。

フォームが乱れ、抑えが効いていませんでした。

今日は本当に暑かったですし、体力的にもきつかったと思います。

 

その点、興南の先発は1年生投手。ここまで先発ではなくゲームの後半で短いイニングを任されていたので、体力的には少々有利だったかもしれません。

それにしても1年生で決勝戦の大舞台を任され、堂々と結果を残すとは本当にすごい!

これから楽しみなピッチャーですね。

少しの守備の油断

ちょっとした油断から生まれる守りの乱れ。

そのワンプレーが大量失点を招き、相手に勢いを与えてしまう。

怖いです。

継投のタイミング

ここまで勝ち上がってきた原動力は間違いなくエースの力があってこそ。

試合の後半ではリリーフした投手が興南打線を1点に抑えていたので、投手交代のタイミング次第では試合展開も変わっていたのではないか、というのが僕の見方です。

継投のタイミング。難しいですね。

投手層の厚さ

興南は投手層が厚く、前の試合で指の違和感を覚えたエースを温存しながら決勝戦を制しました。

トーナメント形式の高校野球で勝ち上がるには、投手層の厚さも大事なポイントですね。

球数が増えるとケガのリスクも上がりますし、パフォーマンスも当然落ちます。

障害予防という観点からも非常に大切です。

 

バッティングでは、確実に甘い球をとらえるミート力が素晴らしかったです。

相当な数バットを振り込んできたんだろうな、と思わせるような鋭いスイングでした。

そしてチャンスの時の集中力がすごかった!

春夏連覇を成し遂げたこともある興南高校の強さのすべては、我喜屋監督の指導力にあるのでしょうね。

その秘密の一端を勉強しようと思い、さっそく今日、我喜屋監督が書かれたこの2冊の本を買ってきました。

 

 

 

2017年の夏の甲子園は8月7日(月)から始まります。

沖縄県代表の興南高校は、今年もチーム力が素晴らしいので、甲子園でも上位まで勝ち残るのは間違いないと思います。

いまから楽しみです!

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