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はじめまして!

SHINGOと申します。

当ブログをのぞきに来ていただき、本当にありがとうございます!

 

このブログでは、野球のトレーニング方法やコンディショニング、メンタル強化法、コーチングや指導法、また、一流選手がどのような思考でプレーしているのか、など野球に関する情報を分かりやすくどんどん公開していきます。

野球選手にとっての「敵」とは?

さて、このブログのタイトルは「天下無敵の野球道」です。

目指すところは、

「野球を通じて「心・技・体」とも成長し、天下無敵の野球人となる」です。

 

これをテーマとして記事を書いていこうと思っているわけですが、

ここで1つ、あなたに考えてほしいことがあります。

 

Q.「野球をしているとき、あなたにとっての「敵」は何ですか?」

・あなたが選手であれば、選手として考えてください。
・あなたが指導者であれば、指導者の立場から考えてください。
・あなたが野球選手の子を持つ親御さんであれば、子供にとっての「敵」は何なのか?子供の目線に立って考えてみて下さいね。

 

選手にとって、試合をしているときの「敵」は、もちろん相手チームです。

 

チーム内でレギュラー争いをしているときは、味方チームのライバル選手が「敵」になりますね。

 

監督さんであれば、相手チームの監督を「敵」とみなして、試合での作戦を練ることもあります。

 

「ケガ」もスポーツ選手にとっては天敵です。

野球肩、野球肘、捻挫や突き指、デッドボールによる打撲など、野球にケガのリスクはつきものです。大きなケガをしてしまうと練習ができませんし、試合にも当然出られません。

出来る事ならケガなんて一生したくありませんよね。

 

また、

 

肘が痛い、お腹が痛い、てのひらに出来たマメが痛くてバットが振れない、捻挫が完治していない、睡眠不足といった「体調不良」。

 

40℃を超える真夏の暑さや雨の日のぬかるんだグラウンド、真冬の寒さといった「過酷な練習環境、過酷な試合環境」。

 

精神的プレッシャー。

プレッシャーからくる技術的な問題(イップスなど)。

 

恐ろしい監督や先輩。

理不尽なことで怒りをぶちまけたり、暴力行為やイジメまがいのことをしてくる鬼のような監督や先輩、あなたの周りにもいるかもしれません。

 

体格のハンデ。(僕は、体が小さいことにずっとコンプレックスを持っていて、体の大きい選手に引け目を感じていました。)

 

他にも、

「加齢による体力の低下」なんていうのも「敵」と考えられそうですね。

 

修業論(内田樹著)という本の中では、スポーツや武道における「敵」のことを次のように説明していました。

「敵」というのは「心身のパフォーマンスを低下させるすべてのファクター」のことである。
そこには、同じルールで、同じ競技場で行われるゲームで優劣勝敗を決める「ライバル」も含まれるし、腹下しも、インフルエンザウイルスも、加齢現象も、財務状態の悪化も、家庭争議も含まれる。

それらはどれも、場合によっては致命的なまでにプレイヤーのパフォーマンスを劣化させることがあるからである。(修行論)

「天下無敵」とはどういうことか。

はたして、このような「敵」を自分の周りから完全に取り除くことは可能なのでしょうか?

 

年をとる(加齢による体力の低下)なんていうのは誰もが避けては通れないことですよね。
今ある環境を完全に変えることも難しいです。

どうしても避けられないケガだってあり得ますよね。

 

すべての「敵」を自分の周りから排除することは不可能なんです。

 

では、このブログのテーマでもある「無敵」とはどういうことなのか?

 

内田樹さんは「無敵」について、以下のように話しています。

  • 敵を忘れ、私を忘れ、戦うことの意味を忘れたときにこそ人は最強となる。最強の身体運用は、「守るべき私」という概念を廃棄した時に初めて獲得される。
  • 「敵」をなくすには、「敵」をなくすのではなく、「これは敵だ」と思いなす「私」を消してしまえばいい。論理的にはたしかにそれしか解がないのである。(修行論)

敵を忘れ、私を忘れ、戦うことの意味を忘れたときにこそ人は最強となる????

何となく言わんとしていることは分かるのですが、実際この心境に至ることは、すごく難しいと思いませんか?

 

「私」がいない状態。無心無我の境地。戦わずして最強?

ほぼ悟りの境地ですね^_^

 

私をなくすことなんて、普通の人にはできないですよ。

 

ですが、

 

「私」をなくさなくても「無敵」に近づくこと方法があるんです。

 

それは、

 

「敵をつくらないこと」

 

そもそも敵がいなければ「敵なし」ですよね。

 

では、「敵をつくらない」ためにどうすればいいかというと、

 

「敵を敵だと思わず、味方につければいい!」

 

よく分からないでしょうか?

 

 

「敵」を味方につけよう!

どういうことかというと、

今まで「自分の邪魔ばかりする悪者」としてとらえていた「敵」を、自分が成長するために必要な「味方」「成長のための糧(かて)」ととらえ直すことで、大きく物事の考え方が変わるということです。

 

「敵」=「成長のための糧」

 

そう考えると、今まで「そんなもの、いらない!」と思っていたことが、あなたにとって必要不可欠なものとなるはずです。

 

例えば、敵がめちゃくちゃ強い対戦相手だとします。

対戦相手が強いと、試合前から弱気になってしまいがちです。

「もっと弱い相手だったらよかったのに」なんて思うかもしれません。

 

ですが、そういうときにこそ

 

「相手が強ければ強いほど、自分たちの持てる力を全てぶつけて努力しよう!」

「良い投手と対戦する機会があればあるほど、自分のバッティング技術はドンドン向上していくはずだ!」

「自分たちのチームが強くなれるチャンスだ!」

 

と考えてしまいましょう、ということです。

 

そう考えれば、その最強の相手は一瞬のうちに自分たちを強化してくれる最強のコーチになってくれるわけですね。

 

目先の勝敗ではなく、「いかに成長できるか」に焦点を合わせることで、気がそれることなく集中できますので、実力を発揮できる可能性も高くなります。

 

相手チームも
恐ろしい鬼監督やコーチも
やってしまったケガも
味方がやらかしたエラーも
雨でびっちゃびちゃなグランドも

全て味方!!

 

真の競争は、真の協力と等式で結ばれるのだ。
対戦相手同士が、相手を打ち破ろうとあらん限りの努力をする。
しかしこの場合は、実は相手という人間を敵にしているのではない。
単に、相手が「今、ここで」克服するべき障害を提供しようとしているにすぎないのだ。双方が、相手から供給されるこの障害を役立てることができる。
2頭の雄牛が角を突き合わせて押し合っているのと同じだ。
力が拮抗すればするほど、ともに強くなり、相手の強化に「参加」することが出来る。
新インナーゲーム 心で勝つ!-集中の科学 (ティモシー・W.ガルウェイ)

 

ようするに、

どんなに不利な状況や障害、ハンデがあったとしても、

逆にそれを味方につけてしまえば、状況は一転して

「天下無敵状態」

になれるのではないかと思うわけです。

 

そう考え方を転換すると、

自分の周りで起こるすべての出来事が

自分の成長のためにあると思えてきませんか?

 

「怖いものなし」「なんでもいらっしゃい状態」ですね。

 

そこには、あなたを悩ます「敵」がいないのですから。

 

強い相手に対しては、逃げずに全力でぶつかっていきましょう!
立ち向かっていく過程で成長していきます。

 

技術が足りなければ、技術を高める方法を学びましょう。

 

試合で緊張しやすいのであれば、

どうすれば落ち着いてプレーできるようになるのか考え、実践してみましょう。

それでも失敗したらもう一度他の方法を試せばいいだけです。

 

ケガをしてしまったら、治るまでの間に出来ることを考えましょう。

そして、次に同じようなケガをしないために予防策を講じましょう。

 

 

立ちはだかる障害を喜んで受け入れることは、そう簡単ではないかもしれません。

 

ですが、

「天下無敵」になるためのこの「道」は、とても価値のある「道」なのではないかと僕は思います。

新しい知識を得ることで、学び変化する。

「無知」とは、学び変化することを妨げる力である。

「無知」とは、知識の欠如ではない。知識で頭がぎっしり目詰まりして、新しい知識を受け入れる余地がない状態の事を言う。

 

このブログでは、僕がこれまでに野球に関して経験してきたことや学んできたことを、色々な形で伝えていきたいと思います。

そして、あなたに何かしらのきっかけやヒントを与えられたらいいな、と思っています。

 

僕が目指しているのは、

野球を通じて「心・技・体」とも成長し、天下無敵の野球人になれるようお手伝いをすること。

 

一緒に成長しましょう!

 

長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

それでは、今後ともよろしくお願い致します。

 

P.S

野球に関して僕がこれまで経験してきたことや学んできたことのすべてを
「天下無敵の野球人」というメール講座に書いています。

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SHINGO.H